相続税・贈与税の仕組み(基礎知識)

query_builder 2020/07/17
相続税法には、相続税と贈与税の2つの税目が規定されています。
そして、法律として民法の相続編と密接に関係しています。
 民法の基礎知識として
 1.「相続開始」とは、個人が有する権利義務、すなわち、土地・建物や預貯金等の積極財産と借入金の未返済額等の消極財産を個人の死亡によって、個人と身分関係を持つ者(例えば、配偶者や子供)に包括的に承継・移転する法的な効果(これを
   「相続」といいます。)が発生することです。
 2.「相続開始の原因」には、個人の死亡のほかに失踪宣告というものもあります。さらに、失踪宣告には、「普通失踪」と「危難失踪」があります。
 3.「相続開始の時期」とは、個人の死亡と同時に相続が開始します。これを相続人が知っていたか否かを問いません。また、相続開始の時期は、相続法や相続税において、とても重要な基準となります。
   例えば、相続法においては、「相続人の資格・範囲・順位の決定」、「相続財産・遺留分の決定」など。相続税においては、「課税年分」や「申告期限の決定」などのそれぞれの基準となります。
 4.「同時死亡の推定と相続の開始」というものがあります。
   例えば、本人と子が同一の危難に遭遇(死亡の先後を証明することは不可能に近い)して亡くなり、残された家族は、本人の妻及び父親の場合には、本人の遺産の全てを妻が相続するのではなく、妻が3分の2・父親が3分の1を相続するというこ
   とになります。
以上、「相続の開始」についての参考としていただければ幸いです。