郡山 相続 「各種税額控除制度」を活用したい。

query_builder 2022/05/02
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 相続税には、どのような税額控除制度があり、どのような仕組みなのか知りたい。


相続税における「各種の税額控除制度」は、次のように5つの制度があります。

 ① 贈与税額控除  ② 未成年者控除  ③ 障害者控除  ④ 相次相続控除

 ⑤ 外国税額控除


 実務においては、相続税法で認められているこれらの税額控除制度について、適用が可能な場合には、失念することなく適用して、各相続人の納付税額の計算を行うことが大切です。


 適用するに当たってのポイントとしては、上記①から⑤の順序で控除することになっていますので、この順序で納付税額の計算をするということを理解してください。


 次に各種の税額控除制度について、概略を説明します。

  ①は、被相続人から相続開始前3年以内に受けた贈与財産は相続財産に加算されます。その

 加算された贈与財産に係る納付済みの贈与税額が、相続税の額から控除されます。

  ②は、相続人が未成年者【20歳(令和4年4月1日以後は18歳)未満】で一定の要件を

 満たすときに、相続税の額から一定の金額が控除されます。

  ③は、相続人が85歳未満の障害者で一定の要件を満たすときに、相続税の額から一定の金

 額が控除されます。

  ④は、相続があってから、10年以内に次の相続があると相続税の負担が過重となることに対

 する配慮として、その負担を軽減するために、相続税の額から一定の金額が控除されます。

  ⑤は、相続財産に国外財産があり、その国外財産の所在地国において我が国の相続税に相当

 する税が課されている場合、二重課税を防止するために、相続税の額から一定の金額が控除さ

 れます。

 


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